元・育休パパが子育て支援とか考えつつ日々を記すblog

児童福祉施設の相談員として子育て支援・家庭支援に携わるようになったものの、第一子誕生を機に、自分自身の子育て・家庭が疎かになることへの危機感を抱き、子育てしつつ足元を見つめ直す必要を感じ、一年間+αの育児休業を取得 ⇒ 周囲の多大なる協力もあり、無事に育児休業を終えて職場復帰 ⇒ 3年後の第二子誕生時にも2か月の育休 ⇒ 時短勤務継続中。そんな人が第一子育児休業開始時から書き始めて、その後も不定期だったりまとめて書いたりしながらボチボチ続けているブログです。

裏ごし続けるのも

 

我が家にはミキサーがなかった。

 

夫婦ともに、別にこれまでの生活で必要性を感じなかったし、離乳食のためだけに買うのもなぁ、と思っていた。

 

だから、息子氏の離乳食は、すりばちでつぶして、裏ごす、ということをまとめて作り、冷凍して、ということで乗り切ろうとしていた。

 

最初の離乳食づくりは、試行錯誤しながら、勢いでできた。

 

だが本日2回目で作ろうとして、挫折した。

 

何か前よりも大変で、勢いで作り切れなかった。

なんなら、力入れすぎたせいか、頭痛がしてきた

  

・・・敗因は、繊維質の多い玉ねぎ、あとジャガイモを馬鈴薯ではなくメークインで離乳食を作ろうとしたことかな。

 

うん、文明の利器に頼ろう。

 

ということで、ハンドブレンダー、購入

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TESCOM PureNatura スティックブレンダー ホワイト THM311-W

 

 

とはいっても、今日注文したところなので、まだこれを使って離乳食を作っていない。

 

なんだか、新しい武器ゲット!みたいな感じで、早く使いたくなってしまっている自分がいる。

 

・・・辛かったことを、楽しみに待てるようになったんなら、それだけで買った価値はあると思う(キリッ

育児休業給付金と「8割」の壁

今更ながら、育児休業給付金についてまとめてみる。

 

 

育児休業取得前から知っていた知識。 

  • 育児休業給付金は、2ヶ月に一度、職場を通じて労働局(ハローワーク)に申請することにより支給される(むしろ2か月ごとにちゃんと申請しないと、その間の給付金は支給されない)。
  •  育児休業開始時より6ヶ月(180日)は、育児休業給付金が、それまでの給与の67%、6ヶ月以降は50%が支給される。
  • 育児休業中、月80時間以内の勤務ならば育児休業給付金は支給可能。
  • ただ、賃金と育児休業給付金を合わせてそれまでの賃金(育休取得前の直近6ヶ月)の80%を超過した場合、超過分が、給付金から減額される。

 

 

あと、取得後に仕入れた重要な知識。

 

・・ボーナスの額がいつもより高額だったので、確認したらそういうことだった。

 

つまり、支給される給付金の額は、もともとの手取りからの減額の程度でいうと、実は6ヶ月までは8割弱くらいの減額ですむ。

(出典:育休中はどれくらい収入が下がるのか?育児休業給付金と手取り月給を比較 - パパ半育休からの時短なう

 

 

この知識、どうしても生活にはお金がかかるし、それを気にして育児休業を足踏みする人も多いだろうから、大事なことですよね。

 

私自身、最初の給付金が振り込まれるまでは貯金を崩したりしながら、ちゃんと振り込まれるかドキドキしながら過ごしてみたり、ちゃっかり不安に感じていました。

 

 もっと周知されたらいいなと思う。

 

 

 

 

加えて、最近知り合いから、内職でできる単発の副業をしないかお誘いがあり、そもそも可能なのか調べた結果、新しい知識が加わった(副業自体は、〆切がタイトだったので断った)。

  • 実は、育児休業中に副業しても育児休業給付金は支給可能(もちろん職場の就業規則により副業禁止の規程があればしちゃだめ)。
  • ただ本業の賃金と同様、それまでの給与の80%を超過した場合は、給付金から減額される。

 

・・・そもそも、この「80%」ってなんのための設定なんでしょうね。

 

なんか、ちゃんと仕事をして働いている人のほうが偉いのだからそれを超えちゃダメ、みたいな思惑を感じてしまう。

 

もちろん、ちゃんと仕事をして働いている人は偉い。

だけど、子育てにも絶対的に人手が必要なのだから、比較するものでもない思う。

働けない、ということにはそれぞれの諸般の事情があるわけで、一概に働く人のほうが働いていない人よりも偉いということもないと思う。

よくある誤解だけど、育休は、育児「休業」であって、育児「休暇」ではない。

 

 

この8割減額の規程がなければ、もっと男性の育児休業取得は増えると思う。

 

育児休業を最低1ヶ月以上取得させて最初の1ヶ月は有給がでるようにした企業もある昨今。

 

育児休業を取り巻くお金の知識は、きちんと更新していこうと、改めて思った。

 

 

[参考URL]
育児休業給付金の受給要件と手続き方法(最新版)
https://xn--bnq3eu5es76bpewume0m0b.com/shinseisho/shinseisho-teishutsukigen.html

育児休業期間中の社会保険料免除手続きとは?
https://romsearch.officestation.jp/shakaihoken/procedure/2806

育休中はどれくらい収入が下がるのか?育児休業給付金と手取り月給を比較
http://ysck-hashimoto.hateblo.jp/entry/2017/05/21/162617

育休中に副業しても、給付金はもらえるの?
https://news.mynavi.jp/article/20161122-sideline/

積水ハウス、育休1カ月以上を必須に=男性社員向け新制度(時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018072600918&g=eco

ごろんごろん

寝返りで連続ローリングができるようになってからはや二ヶ月。

 

オムツを変えるときもいちいち体をひねらせて寝返りをしようとするので、何とも変えにくいことが増えてきた。

 

 

そして、這ったりハイハイはまだだが、時間あたりの移動距離や範囲が伸びてきた

 

観察していると、豚の丸焼きポーズによって、地面と自分との身体との設置面積を小さくして、左右に動きやすくしたり、弾みをつけて寝返りをしやすくしているようだ。

 

・・・おそるべきポテンシャルを秘めた、丸焼きポーズである。

 

 

あと寝ている時も、丸焼きポーズこそしていないものの、筋力がついてきたためか、さっきまで布団に寝ていると思ったら、気づけば180度回転して頭と足が逆になり、布団から落ちている。

いやむしろ、布団の上、そして周りの畳も含めて、寝ているうちに縦横無尽に転がるようになった。

 

・・・息子氏の位置を毎回確認しないと、そのうち踏んでしまう、という恐怖心が芽生える。

 

 

 

そんな自由自在な息子氏に対して、安全のために先日、ベビーゲートを購入した。

 

 

・・・自由には責任が伴うのだ、息子氏。

 

その枠組みの中で、精いっぱい、ごろんごろんするがよい。

 

 

なんて届くわけのない言葉をかけてみる。

 

ハーフ&ハーフ

ビールの事ではない。二つの「ハーフ」について書いてみようと思っただけ。

 

ハーフ①

 

本日、息子氏が無事に生後6ヶ月を迎えました。

 

「ハーフバースデイ」なんてものは、製菓業界が作り出したまがいものだ!

・・なんて思っていたが、祝いたくなる気持ちは、わかる。

 

 

息子氏は、至極順調に育っている。

 

先月始めた離乳食も、手を変え品を変え提供し続けているが、息子氏は毎回、食い気味にスプーンをくわえてくる

 

・・今日計量してみると、身長73cm、体重9.4kgの重量級。

ついに成長曲線をはみ出した。

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有難いことにすこぶる順調に育っている息子氏。

とはいえ、子どもが育つということは、当たり前のようで、全くもって当たり前ではないなぁ、と日々思う。

 

月並みな言葉だけど、この半年間、長かったようであっという間だった。

 

 

最近、妻とも、ようやく子育て以外のことにも目を向けられる余裕が少し出てきた気がする、と話しあったりした。

(まぁ、初めてのことに慣れるのに人より時間がかかる二人が、初めての育児になかなか慣れなかった、ってだけなのかもしれない)

 

特に製菓業界の意向には沿わないが、息子氏のハーフバースデイは、なんというか、しみじみした。

 

 

 ハーフ②

 

5~7月は、まとめて投稿することはあっても、毎日何かしら色々感じたり思うことはあったので投稿していたが、最近はむしろネタを探す感じになってきていた。

 

密かに、すでに150個を超える記事があるこのブログ。

日にはよるけど、ちょいちょい一日で数十人くらい見に来てくれることもあるこのブログ。

 

アンダーマイニング効果に陥らないようにしてきたつもりではあるが、なんとなく書くことに追い立てられている自分がいた。

 

ということで、もうちょい自然な気持ちで投稿できるよう、ハーフな今日から、投稿は二日に一回の頻度に減らそうと思っています。

 

そういえば昨日の記事にも投稿したことだが、無理したって続かない

 

無理なく続けていきますんで、今後ともよろしくどうぞ。

 

 

無理して頑張ったとしても続くかどうか

 

三日連続で、育児マンガからネタを。

 

ふと目にした、こんなマンガを読んでみた。

www.shinchosha.co.jp

 

夫婦ともにフリーランスの漫画家で、事実婚という、まぁもしかしたら一般的ではないようなお二人のツーオペ育児について書かれているのですが、色々と考えさせられるものがありました。

印象に残ったのはこの言葉↓

・・ワンオペ育児とかオーバーワークとか、ワーカーホリックって、結局大変だし、辛いし、ヘタすると死ぬくらいの恐ろしいものなんだけど、同時に「ご褒美」があるんですよね。「頑張ってる」と「達成感」もあるし、なにより・・「自分のダメなところを見なくて済む」のだと思うのです。「できない」「助けてほしい」「もう無理」って言っちゃうと、自分の弱さを受け入れないといけないし、恥ずかしい。誰かに責められてるような気がして落ち着かない。でもたぶん、それが言えないのって、自分が一番自分を責めるからなんじゃないかな。(p71-72より。太字は私)

 

私自身にも、そういう所(自分のだめなことを見ないためにオーバーワークする)は正直あったし、むしろ今もあるかもしれないなぁと思った。

 

・・・子育てって、どうしても自分自身と向き合わざるを得ない作業でもあると思う。

 

自分が育てられた環境が、自分の子育てに影響することは少なからず誰しもあることだし、自分の歴史と向き合わざるを得ないっていう意味もある。

ただそれより何より「自分の無力さ」に、否が応でも向き合わざるを得ない。

 

もちろん、育児スキルは少しずつ上がっていって、少しずつはできることは増えていくのだが、「自分ではどうしようもないことに頻繁に直面する」ということからは避けられない。

 

あと5分で出かけたいのに・・とか、眠くて仕方ないのに・・とか、自分がしたいと思う手順や時間の使い方が、子どもによって無に帰することなんてザラ。

泣きわめくとか、うんちを盛大に漏らされるとか。

 

だって赤子だもの。仕方ないです。 

どうやったって、自分の思い通りにいくわけない。

そんな自分の無力さに、向き合わざるを得ない。

 

子育てに限らず、本来はどうしようもないことを無理にコントロールしようとすると、歪みが生じる、と思う。

 

感情的になるとか、支配的になるとか、子育てに関して言えば、最悪、虐待とか。

 

何とかしようがあることと、何ともしようがないこと。

あと、毎日無理をせず何とかできることと、毎日無理をしてようやく何とかできること。

 

そこらへんの見極めは大事だと思う。

頑張ることは否定しないし、子育てにおいて「気合い」は超、大切。

ただ毎日無理をして頑張っていたら、必ずどこかでしわ寄せがくる。

 

仕事でもそうだけど、一人で抱え込んで、無理に何とかしようとしても、事態が複雑化すると、いざ人に頼ろうとしても難しくなる。

日々、言葉化していないと、いざというときに言語化しにくい。

そして余計に、一人で抱え込みがちになる、という悪循環。

 

そうなる前に、どこかで別のルートが必要。

 

もちろん、一人で抱え込まなくてすむ前提として、助けを求められるくらい親密な距離の人が、日常的にかかわり、会話できる状態であること、が必要だと思う。

 

「孤育て」しなくてもよい状態というか。一緒に子育てしてくれるくらいの人がいるとか。

 

・・・こう考えていくと、結局、子育てが「孤育て」にならないように、子育てを無理に頑張り続けないですむためには、日々の人手がいる。

 

そしてその人たちとスムーズに連携・協力体制や信頼関係を築けるような仕組みなりルールなりが必要となってくる。

 

我が家は今は、大丈夫だ(と思う)けど、自分の職場みたいに、子育てを仕事とする場では、たまにしか行かない人は、日常的に子どもと関わっている人からすると、そういった存在にはなりえないのかもしれない。

 

いや、それも工夫しながら乗り切っていくしかないのかなぁ。

うーん、知恵が試されるなぁ。

 

・・・いい加減まとまらなくなってきた。

オチも何もないが、今日はこの辺にしておこう。

 

 

とにかく、人間、続けられることしか続けられない。

 

当たり前のことを当たり前にする、それだけで、いいんだと思う。

 

自分の当たり前は、当たり前でないのかもしれない、と思うこと

1ヶ月ほど前、家事と育児は、物理的に同時にするのって当たり前にできることではない、みたいなことを少しまじめに書いた。

  

育児休業をとっている私は、当然ながら、家事育児が女はするもの、という価値観ではない。

というより、育児にがっつり関わってみて、1人で全部するの無理ゲーでしょ!?って思う。

 

そこで、昨日に続いて、育児マンガの紹介。  

 

家事・育児を仕事に置き換えたら・・という論調はいろいろあるけど、その中の一つに、家事・育児がうまい人は、仕事もできる、というものがある。

 

隙間時間でも物事を進めるための段取り力とか、上手く人に頼る力とか、どうしようもないことを無理に何とかしようとせずに流す力とか。

 

むしろ、そういうのを身につけないとやっていけない。

 

こういう考えが、自分の中にすっと入ってきたのも、自分が長らく児童福祉施設という、子育てを仕事としてする職場にいたからかもしれない。

 

戦後の日本が、男が仕事に専念することを前提に作られている社会であったのは理解するけど、今は共働きを前提に考える必要がある。

 

自分の中の当たり前は、あくまで過去の経験に基づく産物であって、今後も適用できるかどうかは、随時見直しが必要なのだと思っている。

 

家事・育児でも、仕事でも、それは同じだと思う。

 

育児マンガ

 

妻はマンガが好きで、一日フリーの日があると、マンガ喫茶に行って、満足げに帰ってくる。

 

そんな妻が昔から大好物だったのが、いわゆる「育児マンガ」。

 

・・最近はブログやらSNSやらも一般化してきているので、ネットにいろいろな育児マンガがある。

 

ふと私もネットサーフィンしているときにつられて、

本当の「がんばらない育児」という育児マンガを見つけ、すぐに読み切った。

 

このページで名著として紹介されているのを見つけた。のがきっかけ。

書籍化もされるらしい。

 

シンプルながら、現代の子育てにおいてのあるあるが詰まった本だと思う。

時代の流れもあってか、子育てに対する思いの夫婦のちょっとしたずれとか。

 

・・・私は、児童福祉施設で働いていた関係で、子育ての大変さは実感しやすかったし、子どもが生まれたらこれまでの生活が一変することも、わかっていたつもり。

だからこそ、正直、我が家に子どもが来るのは楽しみでもあったが、不安な思いも強かった。

そんなこんなで、育児スキルや家事スキルをを高めたり足元を見直したりする意味やら、色々な意味を込めて、育児休業を取らせてもらった

 

妻も、世間体とかひとまず置いといて、育児休業をとってくれたらそりゃ助かる!と

素直に言ってくれたからこそ取れた、というのもある。

 

今の自分の状況は、なんだか日々あっという間に過ぎてしまうけど、しっかり噛みしめておきたいと、改めて思った。

 

 

・・・妻はよく知っているが、まだまだ知らない育児マンガもあるらしい。

 

特に、夫婦で試行錯誤しながら育児をしていく系の育児マンガは、こうやってその方の育児と自分たちの育児を重ねたりしたり振り返ったり、なかなかおもしろいな、と思う。

人の振り見て我が振り直せだったり、先達に真鍋だったり。

 

しばらく、育児マンガにはまるかもしれない。

 

あととりあえず、上で紹介した、「本当の頑張らない育児」はとりあえず子育て中だったり子育てを控えている方にはお薦めしたいマンガではありますし、ネット上でも一通り?読めるので、興味のある方はご覧あれ。