元・育休パパが子育て支援とか考えつつ日々を記すblog

児童福祉施設の相談員として子育て支援・家庭支援に携わるようになったものの、第一子誕生を機に、自分自身の子育て・家庭が疎かになることへの危機感を抱き、子育てしつつ足元を見つめ直す必要を感じ、一年間+αの育児休業を取得 ⇒ 周囲の多大なる協力もあり、無事に育児休業を終えて職場復帰 ⇒ 3年後の第二子誕生時にも2か月の育休 ⇒ 時短勤務継続中。そんな人が第一子育児休業開始時から書き始めて、その後も不定期だったりまとめて書いたりしながらボチボチ続けているブログです。

無理して頑張ったとしても続くかどうか

 

三日連続で、育児マンガからネタを。

 

ふと目にした、こんなマンガを読んでみた。

www.shinchosha.co.jp

 

夫婦ともにフリーランスの漫画家で、事実婚という、まぁもしかしたら一般的ではないようなお二人のツーオペ育児について書かれているのですが、色々と考えさせられるものがありました。

印象に残ったのはこの言葉↓

・・ワンオペ育児とかオーバーワークとか、ワーカーホリックって、結局大変だし、辛いし、ヘタすると死ぬくらいの恐ろしいものなんだけど、同時に「ご褒美」があるんですよね。「頑張ってる」と「達成感」もあるし、なにより・・「自分のダメなところを見なくて済む」のだと思うのです。「できない」「助けてほしい」「もう無理」って言っちゃうと、自分の弱さを受け入れないといけないし、恥ずかしい。誰かに責められてるような気がして落ち着かない。でもたぶん、それが言えないのって、自分が一番自分を責めるからなんじゃないかな。(p71-72より。太字は私)

 

私自身にも、そういう所(自分のだめなことを見ないためにオーバーワークする)は正直あったし、むしろ今もあるかもしれないなぁと思った。

 

・・・子育てって、どうしても自分自身と向き合わざるを得ない作業でもあると思う。

 

自分が育てられた環境が、自分の子育てに影響することは少なからず誰しもあることだし、自分の歴史と向き合わざるを得ないっていう意味もある。

ただそれより何より「自分の無力さ」に、否が応でも向き合わざるを得ない。

 

もちろん、育児スキルは少しずつ上がっていって、少しずつはできることは増えていくのだが、「自分ではどうしようもないことに頻繁に直面する」ということからは避けられない。

 

あと5分で出かけたいのに・・とか、眠くて仕方ないのに・・とか、自分がしたいと思う手順や時間の使い方が、子どもによって無に帰することなんてザラ。

泣きわめくとか、うんちを盛大に漏らされるとか。

 

だって赤子だもの。仕方ないです。 

どうやったって、自分の思い通りにいくわけない。

そんな自分の無力さに、向き合わざるを得ない。

 

子育てに限らず、本来はどうしようもないことを無理にコントロールしようとすると、歪みが生じる、と思う。

 

感情的になるとか、支配的になるとか、子育てに関して言えば、最悪、虐待とか。

 

何とかしようがあることと、何ともしようがないこと。

あと、毎日無理をせず何とかできることと、毎日無理をしてようやく何とかできること。

 

そこらへんの見極めは大事だと思う。

頑張ることは否定しないし、子育てにおいて「気合い」は超、大切。

ただ毎日無理をして頑張っていたら、必ずどこかでしわ寄せがくる。

 

仕事でもそうだけど、一人で抱え込んで、無理に何とかしようとしても、事態が複雑化すると、いざ人に頼ろうとしても難しくなる。

日々、言葉化していないと、いざというときに言語化しにくい。

そして余計に、一人で抱え込みがちになる、という悪循環。

 

そうなる前に、どこかで別のルートが必要。

 

もちろん、一人で抱え込まなくてすむ前提として、助けを求められるくらい親密な距離の人が、日常的にかかわり、会話できる状態であること、が必要だと思う。

 

「孤育て」しなくてもよい状態というか。一緒に子育てしてくれるくらいの人がいるとか。

 

・・・こう考えていくと、結局、子育てが「孤育て」にならないように、子育てを無理に頑張り続けないですむためには、日々の人手がいる。

 

そしてその人たちとスムーズに連携・協力体制や信頼関係を築けるような仕組みなりルールなりが必要となってくる。

 

我が家は今は、大丈夫だ(と思う)けど、自分の職場みたいに、子育てを仕事とする場では、たまにしか行かない人は、日常的に子どもと関わっている人からすると、そういった存在にはなりえないのかもしれない。

 

いや、それも工夫しながら乗り切っていくしかないのかなぁ。

うーん、知恵が試されるなぁ。

 

・・・いい加減まとまらなくなってきた。

オチも何もないが、今日はこの辺にしておこう。

 

 

とにかく、人間、続けられることしか続けられない。

 

当たり前のことを当たり前にする、それだけで、いいんだと思う。