今更ながら、育児休業給付金についてまとめてみる。
育児休業取得前から知っていた知識。
- 育児休業給付金は、2ヶ月に一度、職場を通じて労働局(ハローワーク)に申請することにより支給される(むしろ2か月ごとにちゃんと申請しないと、その間の給付金は支給されない)。
- 育児休業開始時より6ヶ月(180日)は、育児休業給付金が、それまでの給与の67%、6ヶ月以降は50%が支給される。
- 育児休業中、月80時間以内の勤務ならば育児休業給付金は支給可能。
- ただ、賃金と育児休業給付金を合わせてそれまでの賃金(育休取得前の直近6ヶ月)の80%を超過した場合、超過分が、給付金から減額される。
あと、取得後に仕入れた重要な知識。
・・ボーナスの額がいつもより高額だったので、確認したらそういうことだった。
つまり、支給される給付金の額は、もともとの手取りからの減額の程度でいうと、実は6ヶ月までは8割弱くらいの減額ですむ。
(出典:育休中はどれくらい収入が下がるのか?育児休業給付金と手取り月給を比較 - パパ半育休からの時短なう)
この知識、どうしても生活にはお金がかかるし、それを気にして育児休業を足踏みする人も多いだろうから、大事なことですよね。
私自身、最初の給付金が振り込まれるまでは貯金を崩したりしながら、ちゃんと振り込まれるかドキドキしながら過ごしてみたり、ちゃっかり不安に感じていました。
もっと周知されたらいいなと思う。
加えて、最近知り合いから、内職でできる単発の副業をしないかお誘いがあり、そもそも可能なのか調べた結果、新しい知識が加わった(副業自体は、〆切がタイトだったので断った)。
- 実は、育児休業中に副業しても育児休業給付金は支給可能(もちろん職場の就業規則により副業禁止の規程があればしちゃだめ)。
- ただ本業の賃金と同様、それまでの給与の80%を超過した場合は、給付金から減額される。
・・・そもそも、この「80%」ってなんのための設定なんでしょうね。
なんか、ちゃんと仕事をして働いている人のほうが偉いのだからそれを超えちゃダメ、みたいな思惑を感じてしまう。
もちろん、ちゃんと仕事をして働いている人は偉い。
だけど、子育てにも絶対的に人手が必要なのだから、比較するものでもない思う。
働けない、ということにはそれぞれの諸般の事情があるわけで、一概に働く人のほうが働いていない人よりも偉いということもないと思う。
よくある誤解だけど、育休は、育児「休業」であって、育児「休暇」ではない。
この8割減額の規程がなければ、もっと男性の育児休業取得は増えると思う。
育児休業を最低1ヶ月以上取得させて最初の1ヶ月は有給がでるようにした企業もある昨今。
育児休業を取り巻くお金の知識は、きちんと更新していこうと、改めて思った。
[参考URL]
育児休業給付金の受給要件と手続き方法(最新版)
https://xn--bnq3eu5es76bpewume0m0b.com/shinseisho/shinseisho-teishutsukigen.html
育児休業期間中の社会保険料免除手続きとは?
https://romsearch.officestation.jp/shakaihoken/procedure/2806
育休中はどれくらい収入が下がるのか?育児休業給付金と手取り月給を比較
http://ysck-hashimoto.hateblo.jp/entry/2017/05/21/162617
育休中に副業しても、給付金はもらえるの?
https://news.mynavi.jp/article/20161122-sideline/
積水ハウス、育休1カ月以上を必須に=男性社員向け新制度(時事ドットコム)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018072600918&g=eco