元・育休パパが子育て支援とか考えつつ日々を記すblog

児童福祉施設の相談員として子育て支援・家庭支援に携わるようになったものの、第一子誕生を機に、自分自身の子育て・家庭が疎かになることへの危機感を抱き、子育てしつつ足元を見つめ直す必要を感じ、一年間+αの育児休業を取得 ⇒ 周囲の多大なる協力もあり、無事に育児休業を終えて職場復帰 ⇒ 3年後の第二子誕生時にも2か月の育休 ⇒ 時短勤務継続中。そんな人が第一子育児休業開始時から書き始めて、その後も不定期だったりまとめて書いたりしながらボチボチ続けているブログです。

初インフルエンザからの発表会

 

息子氏が、2月半ばにインフルエンザになった。

 

ワクチンは毎年うっているが、初めてのインフルエンザ。

3日ほど、38~40度の熱が続き、さすがの息子氏もぐったり。

 

保育園ではやっていたようなのでそこからもらったのは間違いない。

 

家族内パンデミックの到来を覚悟していたが、いつも以上に無理せず、

睡眠も長めにとって免疫を高めるべく苦心した結果、

なんとか息子氏以外は二次感染せずに乗り切った。

 

その間、無症状の娘氏もきょうだいということで家で見てほしいと暗に言われたり、

病児保育の調整なども大変だったが、なんとか終わった!!

 

 

・・・とはいえ、我が家ではもう一つの懸念があった。

 

先週末、保育園で生活発表会があったのだが、

インフルエンザによる自粛期間、まったく練習ができていない。

1週間ぶりに1日登園して、その翌日が発表会。

 

ビビりな息子氏が、泣きだしたり、逃亡したりやしないか・・と懸念していた。

 

 

 

そして当日。

 

・・・少し声が小さかったり自信なさげだったりはしたものの、

それでも前に立ち、劇&歌を乗り切った!!

 

自信満々で人前に立つより、多少自信がなくても前に出られる方がすごい!

と親バカモード全開になる私。

 

 

・・・悔やむべくは、インフルエンザのドタバタで、カメラの充電が十分に

できておらず、予備の電池は合ったものの、息子氏の勇姿が

とぎれとぎれになってしまったこと。

 

あともう一つ、初・生活発表会の娘氏を送っていくのがぎりぎりになり、

親子分離により泣きじゃくったままの発表をさせてしまったこと。

 

だって、息子氏が自信がないのか出発を渋ったり、

娘氏が出る直前にう○ちをしたのでおむつ替えをしたりがあったんだもん

・・という言い訳はいろいろあるのだが、とりあえず先生には平謝り。

 

 

 

来年こそは、2人とも(親も!)、万全の準備で発表会に向かっていけますように!!

 

・・・と自責感を精一杯前向きに取り直しているバカな親が私です。

 

 

 

いやなんにせよ、健康第一、ですな。

 

 

「子育ての社会化」に向けて

 

少し前に、「こども家庭庁」のことを書いてみた

 

日本の子育て関連の報道やら議論がその後も盛んなので、その中で、

「家族主義」に関して思うことを書いてみる。

 

日本は、子育てについて「家族主義」だと言われることが多い。

www.newsweekjapan.jp

 

こども庁という名称が定着していながら、閣議決定間際に

こども家庭庁になったのも、「子育ての社会化」を嫌ったからだという批判もある。

 

 

・・・少し専門的になるが、国家の福祉タイプを「福祉レジーム」としてタイプ分けした研究者がいる。

福祉系の人には有名な、デンマーク出身の社会政策学者である

エスタ・エスピン-アンデルセン(Gøsta Esping-Andersen)である。

 

エスピン-アンデルセンは、

『福祉が生産され、それが国家、市場、家族の間に配分される総合的なあり方』

としての「福祉レジーム」の相違が福祉国家のタイプを決定する、

というレジーム理論を提唱した。

 

厚生労働省がこの理論をもとに社会保障・福祉国家について検討していた資料

公開されたりもしている。

その資料にもある通り、「福祉レジーム」は次の3つにタイプ分けされていいる。

 

①    自由主義ジー

 ・福祉において「市場」の役割が大きい

 ・アングロサクソン諸国(アメリカ、カナダ、オーストラリアなど)でみられる。


②    社会民主主義ジー

 ・福祉において「国家」の役割が大きい

 ・北欧諸国(スウェーデンデンマークノルウェーなど)でみられる。

 

③    保守主義ジー

 ・福祉において「家族」や職域など共同体の役割が大きい

 ・大陸ヨーロッパ諸国(ドイツ、フランス、イタリアなど)でみられる。

 

 

日本はというと、①自由主義ジームと③保守主義ジームの要素が

組み合わさった中間的な立場とされることが多いようだが、

専門家の間でも、調べた限り、明確な結論は出ていないようだった。

 

なおエスピン-アンデルセンも、日本の福祉システムはまだ発展途上であり、

独自のレジームを形成するかどうかも含めて、結論を保留しているらしい。

 

 

ただ法律でも、日本の家族主義は明確になってきている。

2006年に改正された教育基本法では、家庭教育に関する項目が新設され、親などの保護者が子どもの教育の第一義的責任をもつと記載された

『父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする(教基法§10)』

また、この教育基本法の規定に合わせて、2017年に改正された児童福祉法でも、親などの保護者が子どもの健全育成、つまりは“子育て”の第一義的責任をもつことが明記された

『児童の保護者は、児童を心身ともに健やかに育成することについて第一義的責任を負う(児福法§2の2)』

 

とはいえ、これらの法律上の記載は“第”一義的責任となっている。

 

単に、一義的責任という記載ならば、親や保護者“のみ”が責任を有することになるが、“第”一義的責任となると、まず責任をもつのは親や保護者だとしても、親や保護者のみが責任を有するわけでは決してない。

実際、改正児童福祉法でも、政府や自治体が、子どもの保護者とともに子どもの健全育成の責任をもつことが示されている

 『国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う(児福法§2の3)』

 

 

 

・・・日本では、子育てをすることのデメリットが大きいといわれる状況があり、

実際、海外と比較しても、金銭的にも子どもや子育てに

お金を使っていない国であることは、徐々に知られるようになってきた。

 

そんな状況において、「子育て罰」みたいな言葉まで出る始末である。

             子育て罰(写真は光文社HPより)

president.jp

 

上記の書籍内で、「子育て罰」は、

日本が「子どもと子どもを持つ世帯の冷たく厳しい国」である現状

を捉えるための概念として紹介されている。

 

著者の末富教授は、内閣府の子どもの貧困対策に

関する有志者会議のメンバーでもあるようだ。

 

今後の子どもと家庭の政策を担うこども家庭庁にも、ぜひ、

司令塔として、「社会」がどのように子どもや家庭を向き合うかについて、

現状を変えるムーブメントを起こしてもらいたい。

 

5歳の息子氏が、新たな世界を楽しめるために

 

息子氏が、5歳になった。

いやーめでたい。

 

日々見ていると、あまり大きくなっていることに気づきにくいが、

ふと過去の写真を見たりしてみると、成長している息子氏が確かにそこにいる。

 

 

誕生日プレゼントは、そろそろ!と考えていた自転車

・・・の練習ができるやつ。

www.people-cycle.jp

身長と長く使えるために、ということで18インチを購入した。

 

3年前に、三輪車からストライダーに変身できる乗り物は買ったものの、

いざストライダー!と思ったら、おもったより息子氏が体が大きくなっていて、

足がベタっとくっつき、全然足こぎできなかった。

 

それ以降、1年くらい、息子氏は乗り物離れが進んでいる。

 

 

 

・・・結構高いし、喜んでくれるかなぁ。

てかビビッて乗らない、みたいなこともありうるなぁ。

 

なんて思いながら、誕生日当日。

 

ハッピーバースデー&ケーキを食べた後に、満を持して登場!

 

お、息子氏、喜んでまたがってみている!!

 

 

・・・が、この後、バランスを崩して倒れた後、乗らず。

 

本人が乗りたい!楽しい!って思わないとなぁ。

と思いながら、玄関に置いてある自転車のベルを、息子氏がたまに

チーン♪と鳴らしている。

 

 

 

 

・・・来年度は年長さんですよ。息子氏。

言うてる間に小学校ですよ。息子氏。

 

 

保育園は、学区内の保育園に空きが出ず、

転園も申し込んでみたがやはり奏功せず、

小学校でがらっと環境が変わる息子氏。

 

 

新たな世界を、楽しんでみてほしいというのは親のエゴかもしれないが、

そうやって慎重なのも息子氏の姿として、

それまでにできることを、親として検討するっきゃない。

 

 

・・・まずは、もう少し小さく軽いストライダーを挟ませてみるか。

だめなら娘氏にすぐシフトできるし・・と、検討中。

リスキリング、できたらいいよね

 

リスキリング(Re-skilling)とは、その名称のとおり、

スキル・技能を再習得する」こと。

 

これまでも、いろんな理由で経済界にはそれなりに流布していた言葉であるらしい。

・企業のデジタル化を進める取り組み(DX:デジタルトランスフォーメーション)

 が世の中に浸透してきた

新型コロナウイルスの流行による働き方の変化

・国内外でリスキリングに関する宣言が叫ばれるようになった

 ※ 参考:「【2分でわかる】リスキリングとは? 人材育成への導入時5ステップも解説」

    (https://www.recurrent.jp/articles/what-is-reskilling

    「経済産業省が重要視する「リスキリング」とは?注目される理由とメリットを紹介

    (https://tameni.mynavi.jp/reskilling/6726/

 

こんな言葉が、最近のニュースを席巻することになったのは、

2023年1月27日の参院代表質問の岸田首相の答弁。

「政府としては、人への投資の支援パッケージを5年で1兆円に拡大し、リスキリングへの支援を抜本的に強化していく中で、育児中などさまざまな状況にあっても主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押しして参ります」。

 

この答弁について、大手メディアが報道し、炎上案件となった。

mainichi.jp

news.tv-asahi.co.jp

 

 

発言を擁護するつもりでもないが、正確には、自民党の大家議員が岸田首相に、

企業が産休・育休中の在職者に行っているリスキリング支援を

国としてもサポートするよう提案されたことを受けて答弁であるし、

「育児中などさまざまな状況」と言っているので、育休中に限定していない。

www.j-cast.com

 

しかし政府としては釈明に追われることになった。

news.tv-asahi.co.jp

 

まぁ発言を切り取って報道するメディアにもまた思うところはあるが、

そもそもの発端が大家議員であろうと、これで、

育休中にまともに勉強できる時間なんてねーよ!!という

育児の大変さや、的確な支援の必要性が再びクローズアップされたことは、

重要な意義があると考えている。

 

 

 

・・・・とはいえ、かくいう私も、偶然ながら、

育休中にリスキリングを行った張本人だったりする。

childcare-support.hatenablog.jp

 

リスキリングを前提に育休を取ったわけではなかったし、

週1回の仕事と勉強時間以外は、授乳以外のすべての家事育児を、

かなりハイレベルに行い、妻の満足度も大きく犠牲にしなかった自負がある。

 

妻に当時のことを聞いてもらっても構わない。

(・・どうやって聞いてもらうかはさておき)

 

 

いずれにせよ、自分の働き方を見つめなおす意味でも、

当時のリスキリングは、今の自分の糧になっている。

 

・・自分にとって、これは疑いようのない真実。

そんな自分だからこそ、この炎上案件についていろいろと思うことはある。

 

 

ただ、この案件を紐解くと、より本質的なのは、

日本の労働の在り方自体を問い直すこと、だと考える。

 

一定期間、仕事を離れるとキャリアアップできないのは、

キャリアアップの手段が「ずっと仕事をし続けること」に偏っているから。

 

だからこそ、育休中を前提にせず、いつだってリスキリングできる制度を、

企業も国も応援したほうが良い。

 

ずっと同じ人が仕事をし続けると、どうしても仕事が属人的になり、

その人がいないと回らない(ように感じられる)ので、

一人の人が仕事を抱えて、余計に長時間労働になりがち。

 

あとは育休や病休なども含めて、急にその人がいなくなると

仕事を振られた周りの人が、その大変さのあまり

仕事から離れた人にネガティブな感情を持ってしまったりする。

 

短期的にはそれでなんとか日々が回ったとしても、

どうしても中長期的には組織的にガタが来る。

 

どんな仕事でも、少し離れて見つめなおしたり、外から眺めることで、

また違った視点やアイディアが生まれることがある。

 

 

理想論かもしれないが、仕事に適度に余白を設けたり、

柔軟に行うことを良しとすることは、日本にこそ必要だと思う。

 

 

 

企業だけでなく国がリスキリングを応援する必要性は、他にもある。

 

・・・日本は、男性よりも女性、そして高年齢の女性ほど、非正規労働率が高い。

男女共同参画白書 令和3年版」によると、非正規労働の割合は、

男性平均が22.4%なのに対して、女性平均は54.4%。

 

子育て中である女性が他の年齢層より多いと考えられる、

25-34歳の平均が49.6%、35-44歳の平均が56.6%と、やはり高い。

 

(出典:I-2-7図 年齢階級別非正規雇用労働者の割合の推移 | 内閣府男女共同参画局

 

 

・・・日本は戦後、女性は専業主婦として家事育児を担ってもらっていたし、

国としてもその方がメリットがある制度設計をしていた。

 

でも今は、女性にも働き手になってほしいのなら、

そのほうがメリットのある制度設計を国はする必要がある。

 

仮に企業がリスキリング制度を充実させたとしても、多くは

正規労働者である女性のみにその恩恵が行く。

 

ただ正規労働者の女性にも、先輩にそういった人がそもそも少ないので風当りが強い。

育児とのバランスを考えて非正規労働に移らざるを得ない女性も多くいるだろう。

 

というか、そういった選択が、以前はもっと多かったからこその結果だと思う。

 

今の日本は「シルバーデモクラシー」なんて揶揄されたりするが

「メンズデモクラシー」的になっていた制度設計そのものを見直す必要がある。

 

 

リスキリングは、男女問わず、国のいう働き方改革に重要なこと、のはず。

いつでもリスキリング、学び直しができる風土が日本を席巻してほしい。

 

「こども まんなか」にして、どうなる?どうする?

 

1月23日、今年4月1日に発足予定の「こども家庭庁」のロゴマークが発表された。

www.nikkei.com

 

そこには温かみのあるオレンジ色で、

こどもまんなか こども家庭庁

と書かれている。

 

 

小倉担当相がその後、「こどもまんなか」社会に向けた方針などを

記者会見で語っていた。

 

 

まぁある意味で、それだけのニュースと言えばそれだけなんだけど、

こども家庭庁は、「こども庁」の名称となる予定だったのに、

土壇場で「家庭」がついたという経緯あるため、なんだか

「こどもまんなか」とロゴ―マークに入れて念押ししてる感というか

ちゃんとそのつもりですよーとアピールしている感を少し持ってしまった。

 

 

 

・・・こども家庭庁は、2021年2月から続く「Children Firstの子ども行政のあり方勉強会」という政治家有志の勉強会に端を欲する。

www.child-department.jp

(ページでは「こども庁」となっていることにある種の気概を感じるの私だけだろうか)

 

そこで、もとは”子ども家庭庁(仮称)”の創設に向けてとしていたがが、同年3月9日の第6回勉強会にて、虐待サバイバーの風間暁氏が「家庭は地獄でした」と自身の経験の語りとともに「家庭」を名称からとるべきと主張した。

 

それ以来、同勉強会では、“こども庁”に名称変更して提言を行っていた。

当事者の意見が適切に反映された結果といえる。

 

それが同年12月15日、急に(このテーマに関心をもつイチ国民としてからすると急に)、自民党の会合で名称を“こども家庭庁”とする修正案が示された。

そして1週間もたたないうちに、そのまま政府は “こども家庭庁”の創設を含む子ども政策の基本方針を12月21日に閣議決定した。

 

そこには、自民党内の保守派などの働きかけがあったという情報や、

御用学者のような人の意見が採用されたという情報などもある。

 

本当のところはさておき、

当事者の声がなぜ・どこにいったのか、とどうしても考えてしまう。

 

その後も、当事者を中心に、名称をこども庁に戻すよう訴える動きは続いている。

www.huffingtonpost.jp

 

子ども家庭庁から「家庭」を取るべきと主張した風間さんは、

名称変更についてその後、ABEMA Primeで以下のように主張している。

子どもと家庭が利益相反する場合も少なくない。
家庭支援では救えない子どもたちにも目を向けるため、子ども個々人を尊重し、社会で守り育てるという理念が「こども庁」の名称には込められていたはず。
家庭にこそ苦しめられた子どもも、家庭がない子どもも、家庭が大好きで大事に思う子どもも,みんな真ん中。

虐待のある家庭の状況は、権力を持つ親の一存で変わる。黒と言えば黒、白と言えば白。説明や対話もない。
私の声も存在も、家庭ではなかったことにされ続けた。
今の状況も、権力を持つ一部の人だちの声で、あったはずの声をなかったことにされた結果だ。
家庭内で行われていた虐待の構造と、よく似ている。

 

 

子どもの発達は、周囲の大人のありように大いに左右される。

子どもも、家庭も、さまざまなありようをもつ。

 

・・・ある意味で、こども庁に、「家庭」を付け加えた以上、

こども家庭庁は、子どもだけでなく、世の中の多様な家庭も

一体的に関わるという重責を担うことになったともいえる。

「こどもまんなか」として、子どもファーストであることは揺るがないのだから、

そのバランスをとる難しさもセットにして。

 

是非ロゴマーク通り、“こども まんなか”にした上で、

適切に運営されてほしいと、切に願う。

 

娘氏の飲み方の作法

 

娘氏は、ここ数か月ほど、飲み物の好き嫌いが激しい。

 

日中は、1年くらい前からミルクではなくなり、麦茶を愛飲していたのだが、

いつ頃からか、全く飲まなくなった。

 

味噌汁は、たまに飲んだり、飲まなかったり。

 

ヤクルトとかジュースとかは、ごくごく飲むけど、

メインドリンクを甘い飲み物にするのもな~

 

でも水分はとってもらわんとな~

 

まぁ喉が乾いたら自然と飲むようになるかな~

 

 

・・・なんて思いながら試行錯誤していたが、

なかなかこれというメインドリンクが定まらない。

 

 

食事からの水分と、夜間の授乳だけやったらいい加減足りないやろうに・・

と思ったら、娘氏が、常飲しているまさかのものがあった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

場面は変わってお風呂場。

 

娘氏が手桶で遊んでいる・・・と思ったら、おもむろに、

手桶に入ったお湯を、器用に手桶で両手でもって傾けて、飲もうとする。

 

それこそ「いいお点前ですこと」と言わんとばかりに上品に。

 

 

・・・っていやいやいや、あかんって。

と、大人がとめても、大人の目をくぐって、再び飲もうとする。

 

 

よく見たら、湯船の水面近くまで顔の下の部分を沈めて、

直接、湯船からお湯をすすって飲もうとしていたり、

水鉄砲の口から飲もうとすることもあったり。

 

・・・娘氏ができるありとあらゆる方法で、お風呂のお湯を飲もうとする。

止めても止めても、また飲もうとする。

 

・・・こいつ、完全に日常的にやってやがる。

 

 

 

いやぁそりゃね、キレイにはしてるつもりだけどさぁ、

お風呂の中には大腸菌やら何やら菌やら・・・と心配したり、

もう体に色んな菌を入れること自体は、本人が健康そうなら

いいんじゃないかとか、よくわからない議論を夫婦でしたりもする。

 

温度的に、白湯くらいのがほしいんやろうかと、

お茶を少し温めてだしても変わらない。

自分でコップを持たせて飲まそうとしても変わらない。

 

いっそ、お風呂の手桶でお茶を飲ましてみようかとすら考え中。

 

あんなに上手な作法で、お風呂のお湯は飲むのに・・・と、

娘氏の飲み物作法について、もうしばらく悩みが続きそうです。

 

 

 

息子氏のチャレンジ

 

昨年末は、娘氏と共に災難だった息子氏

 

 

実は、もう一つ災難が訪れていて、ようやく最近、解決した。

 

 

 

昨年末の保育園最終日に、他の子どもとの接触で、大いに転んでしまい、

膝を結構すりむいていた。

 

当日は、傷がズボンに触れるのも痛かったり違和感が強かったりして、

歩くのも膝を伸ばしながらのペンギン歩きだったり、

お風呂に入るのも痛みを察知して大いに嫌がっていた。

 

 

休みなのと胃腸炎で行動範囲もめちゃ少ないので、歩き方はまだしも、

お風呂に関しては、胃腸症状が強いときはともかく、入ってもらいたい。

 

そこで、しっかりした吸着力と回復力が売りの、

キズパワーパッドをしっかり貼って、大人が傷口を抑えて、何とか乗り切った。

www.band-aid.jp

 

 

・・・ただ、息子氏の中で、キズパワーパッドへの信頼感が爆上がりした結果、

キズパワーパッドを全然はがさせてくれなくなった。

 

 

すりむいてから1週間たつので、

ぜっっったいに傷は治っている。

 

 

でも、息子氏は、はがしたらお風呂に入れなくなると言い張る。

 

はがすとき痛そう、とか、

そもそもどうなるのか不安、いうのもありそう。

 

 

・・・保育園の園庭も大きくないし、息子氏も

そこまで走り回る野生児タイプでもないとはいえ、

擦り傷やら痛みへの耐性が、こんなにもついていなかったのか、と変に反省。

 

 

とはいえ、いい加減にはがさないと不衛生だし、

息子氏がちょっとでもはがすことに前向きになってもらいたい。

 

そこで、療育の先生のアドバイスもあり、

「傷は治っているので、明日はがします!」と事前宣告した。

 

そして当日、はがれかけているキズパワーパッドを、嫌がる息子氏を抑えつつ、

出来る限り一瞬ではがすことに成功。

 

傷は治っていたことに息子氏は感動しつつ、

実は両膝をすりむいており、もう片方はさらに頑なにはがしてくれなかった。

「もうはがしたもん!」とのこと。

 

確かに、両方はがすとは言っていなかったので、

「今日のお風呂の時にははがします!」と事前宣告を重ねることにして

息子氏の了解も得た(了解させた!?)

 

お風呂の時は、実は痛いのでは・・と怖がる息子氏に、

「勇気を出して、一方のキズパワーパッドをはがした

息子氏はめっちゃカッコよかった!!」とおだてまくり、

何とかはがすことに成功。

 

キズパワーパッドなしのお風呂も少し躊躇したが、

自分で膝をおさえ、お風呂の中で手をそっと外してみて、

痛くないことを確認している息子氏。

 

とんでもなく慎重派だが、1週間ぶりにようやく、

キズパワーパッドなしの入浴が可能なった。

 

大人側もほっとしたが、

息子氏が「お風呂入ったら勇気だしてん!」「頑張ってはがした!」と、

ドヤ感を出して 誇らしげにしているのは、非常に微笑ましい。

 

 

これからも是非、大変そうなことでもチャレンジして、

成功体験を繰り返していってほしいものである。