元・育休パパが子育て支援とか考えつつ日々を記すblog

児童福祉施設の相談員として子育て支援・家庭支援に携わるようになったものの、第一子誕生を機に、自分自身の子育て・家庭が疎かになることへの危機感を抱き、子育てしつつ足元を見つめ直す必要を感じ、一年間+αの育児休業を取得 ⇒ 周囲の多大なる協力もあり、無事に育児休業を終えて職場復帰 ⇒ 3年後の第二子誕生時にも2か月の育休 ⇒ 時短勤務継続中。そんな人が第一子育児休業開始時から書き始めて、その後も不定期だったりまとめて書いたりしながらボチボチ続けているブログです。

初めての体験を「楽しむ」ために

 

息子氏は、ちょっと・・いや結構、ビビりなところがある。

 

つまりは、初めての場所や体験に対して、不安感が強い。

 

療育に通いだして半年ほどで、先生とも話し合っているうちに、

特性上、初めての場所や体験で何が起きているのかよくわからないまま、

周りから叱責されたり、対応が分からないまま圧倒されるような感覚を

もちがちなのかもしれない、という仮説にぶち当たる。

 

つまりは、初めての場所・体験に対する失敗(少なくとも本人にとっては)

を重ねたがゆえのことである可能性がある。

 

 

・・・息子氏には、もっと本人の好奇心に従って、

どんどん突き進んでいってほしい。

 

具体的には、息子氏は、本が好きで、恐竜の図鑑やら絵本やらを

よく見るのだが、初めて行く図書館より、

いつもよく行き馴染んている図書館に行きたがる。

 

馴染みの場所があるのはいいことだが、

自己啓発界隈でよく言われるこんなゾーン分けでいうと、

「コンフォート・ゾーン」に安住してしまいがち。

 

・コンフォート・ゾーン(confort zone)

・ラーニング・ゾーン(learning zone)

・デンジャー・ゾーン(danger zone)

「コンフォートゾーン」をイラストでイメージ化

(画像:ミエルカナ「コンフォートゾーン」をイラストでイメージ化」

 

 

本来は、「ラーニング・ゾーン」であるはずの場所が、

息子氏にとっては強い不安を伴う「デンジャー・ゾーン」になってしまっている。

 

だからこそ「コンフォート・ゾーン」に安住しがちなのだろうが、

いかんせん、そこに安住しているうちは、学びがない。

 

 

・・・ではどうするか。

 

我が家が行き着いた答えはシンプル。

 

 

「初めての体験でも、めっちゃ楽しい!!」を重ねること。

 

 

 

ということで、「初めてのキャンプ(グランピング)」に行くことにした。

 

息子氏は、案の定、「初めてのキャンプにいく」というだけで、

何のことかわからず、落ち着かない。

 

テントに泊まるだとか、バーベキューをするのだとか説明しても、

よくわからないので「テント嫌だ―」「バーベキューしたくないー」

と行きの車で言い続ける。

 

 

・・・ただ気づくとそこは、息子氏の大好きな、

恐竜の大きなオブジェが多数あるキャンプ場。

(あえて息子氏仕様の場所をセレクトしておいた)

 

 

結果、息子氏のテンション爆上がり。

 

 

そこから、キャンプ場で食べたバーベキューや、朝食のシチュー。

翌日に少し見に行った海と砂浜。さらにはイチゴ狩り。

 

息子氏は、ずっと楽しんでくれた。

 

 

帰りの車では、あえて息子氏に、

「初めてのこといろいろあったけど楽しかったな!」と声をかけたら、

息子氏は、満面の笑顔で「うん!!」と言ってくれた。

 

(イチゴ狩りでの戦利品を手に持ったまま熟睡する息子氏 笑)

 

 

・・帰ってから何日もたつが、「またキャンプ行きたい!」

「バーベキューしよう!」と誘ってきたり、

おままごとでシチューをやたら作ってくれるようになったり、

めっちゃ反芻してくれていることが見てとれる。

 

 

 

・・・嗚呼、プライスレス。

 

 

 

 

子どもにとっての楽しさや笑顔って、何事にも代えがたい。

大人側として、それらを広げられるよう、引き続き、工夫していきたい。