元・育休パパが子育て支援とか考えつつ日々を記すblog

児童福祉施設の相談員として子育て支援・家庭支援に携わるようになったものの、第一子誕生を機に、自分自身の子育て・家庭が疎かになることへの危機感を抱き、子育てしつつ足元を見つめ直す必要を感じ、一年間+αの育児休業を取得 ⇒ 周囲の多大なる協力もあり、無事に育児休業を終えて職場復帰 ⇒ 3年後の第二子誕生時にも2か月の育休 ⇒ 時短勤務継続中。そんな人が第一子育児休業開始時から書き始めて、その後も不定期だったりまとめて書いたりしながらボチボチ続けているブログです。

危うい最後の発表会

 

昨日、息子氏の最後の生活発表会だった。

 

思い返せば、昨年は、息子氏は初めてのインフルエンザにかかった療養明けで一日登園したら生活発表会というなかなかのギリギリっぷり。

childcare-support.hatenablog.jp

 

 

 

今年はどうなるか・・と思っていたら、生活発表会の前々日の夜、38度の発熱をだす息子氏。

 

 

今年度ほぼ体調不良の欠席はなかったのに・・・と、

インフルエンザとかコロナが流行っている昨今なので既に絶望的。

 

 

てか保育園もこんな感染症が流行りやすいときにやるなよ~という

よくわからない飛び火を、脳内で保育園に飛ばしつつ。

 

 

・・・と思ったら次の日(生活発表会の前日)の朝は平熱に戻る。

 

お、いけるか?いずれにせよ今日は流石に休みやな。

 

 

 

 

・・・と思ったら、昼から再び熱が上がり始める。

 

あぁ今度こそ、息子氏の保育園最後の晴れ舞台、オワタ。

 

 

 

・・・と思いながら夜に受診したら、インフルエンザもコロナも陰性。

食欲もなかったので、おそらく胃腸風邪だろうと。

 

お薬ももらったし、息子氏の調子次第ではいけるか・・?

親の身勝手な気持ちとしては、やはり見たいぞ・・。

 

 

そんな親としての葛藤も抱えながら迎えた、生活発表会の当日。

 

 

熱はない。食欲も出てきている。

息子氏も、頑張ってきた自負もあってか、行きたいという。

 

 

よし、行こう。

 

 

 

・・・と思ったら、出発の30分くらいから、息子氏が

「やっぱり発表会いかなくていい?」と聞いてくる。

 

 

着替えもすましているので、行くつもりはしていたはず。

 

またお腹が痛くなったのか、それともここ数日練習してないから自信がないのか。

 

・・率直に息子氏に聞いてみると、後者だとのこと。

 

 

まぁそりゃそうよな。

 

もしかしたら、行ってほしい親の身勝手な思いも伝わって、行かないといけない雰囲気にさせてしまったのかもしれない。

 

 

・・・しばし考える私。

 

ここで休んでも、体調不良ということで、言い訳は立つ。

ただ息子氏の人生にとって、頑張ってきたことを自信がないからとチャレンジしないことは、果たして良いことなのか・・。

 

 

いや、違う。

 

どんなに自信がなかろうが、これまで頑張ってきた息子氏の努力は消えない。

 

今の精一杯の息子氏の発表ができれば、それだけで100点満点、120点満点なのだ。

 

もしそれで誰かが息子氏の発表に対して文句を言ってきたり、怒ってきたりしたとすれば、それは相手がおかしい。

 

そんな奴には私がむしろ文句を言って、怒ってやる。

 

 

・・・と、気づけば息子氏にほとんどそのまま話していた。

 

どれだけ理解してくれたのかはわからないが、息子氏は車に乗り、登園した。

 

それから園に入るまで、行き渋ることはなかった。

 

 

そして本番。

 

演目は、劇・歌「ブレーメンの音楽隊」。

事前に知らされたが、園児それぞれ、一人で台詞を言ったり歌ったりするシーンがある。息子氏は犬役で登場するはず。

 

 

お、息子氏が出てきた・・・

顔が緊張している・・けど台詞はちゃんと言えている・・・

 

 

・・・おっと、涙腺が危うい。

 

 

 

・・・と気づけば、観劇している親たちのすすり泣きが聞こえる。

 

 

 

そう、息子氏はもちろんのこと、子どもたちは本当に頑張っていた。

 

 

劇・歌が無事に終わり、惜しみない拍手が親たちから送られた。

 

 

本当に成長したなぁ。

 

 

見れてよかったよ。

 

本当に。本当に。

 

 

 

・・・ちなみに娘氏も、息子氏の少し前に発表を終えていた。

 

昨年はギャン泣きだったが、今年は、クラスで一番上手に踊れていた。

(親バカフィルターが発動していようがしていまいが、そんなことはどうだっていい)

 

 

 

 

今年の発表会は、危うかったながらも素晴らしい想い出として、私は一生、忘れない。