家庭内パンデミックを避けるため、家の中の一室を隔離部屋として、
5日間に短縮された療養期間中、家族と生活空間を分けて生活した。
(自分が発熱でほとんど動けなかったのも大きいけど)
特に最初の3日間は、食事を持ってきてくれる妻以外は、
誰ともほぼ全く顔を合せなかった(妻、感謝 m(_ _)m)
家族が起きたなー、出かけたなー、
・・・あ、帰ってきたなー、寝室に行ったなー
あたりを生活音で類推しつつ、
子どもが生まれてからこれだけ顔を合わせなかったのは、生後初じゃないか?
くらい、自分の中で違和感がある数日間。
4日目くらいから、熱が下がってきたのもいいことに、
マスクをしつつ、ちょっと水分を取りがてら、顔を見たくなって見に行った。
まぁ当然ながら、そこには日常があるわけで。私はいないが。
妻曰く「いないならいないで何とかなるからしっかり休みなさい」とのこと。
実際、私が顔を見に行った4日目から、家庭内に父がいなかったことを思い出したかのようにちょっと落ち着かなかったらしい。
すまんね&ありがとう、妻。
・・・・妻におかれましては、唐突の強制ワンオペ育児。
「ワンオペ育児」というものに、なかなかの問題意識を感じている私。
そのことは、特に息子氏が生まれて育児休業を取ってから、
何度となくふりかえり、このブログにも残してきた。
childcare-support.hatenablog.jp
childcare-support.hatenablog.jp
などなど。
そのため、これまで妻がワンオペ育児をしなくてすむように、
諸々の都合でワンオペ育児をしてもらわないといけない状況ができたしても
極力、ワンオペ育児期間が短くてすむようにしてきた。
とはいいながら、これまたいろんな事情でワンオペ育児を
せざるを得ない親御さんというのは、世の中に大勢いらっしゃいます。
日本で大問題になっている配偶者の長時間労働や育児休業のとりづらさだけでなく、
配偶者との別居・離婚、配偶者の病気・障害、あとは望まぬ妊娠・出産などなど。
・・・たまにワンオペ育児をするのと、
日常的にワンオペ育児をするのとでは、
意味合いが全く違う。
パートナーのワンオペ育児の大変さに思いを馳せられないとしたら、
SNS等で言われるように、まずは1日、子どもを完全ワンオペで
みるところから始めたらいいとは思うが、
それがさらに毎日、となると違った大変さがある。
職場体験をするのと、職場でフルタイムで働くのが全く違うように、
一時的に行うのと、日常的に行うのとでは、質が全く違う。
もちろん体験で学ぶ意義も大きい。
されど、体験ですべてを学べるなんてこともあり得ない。
・・・何が起きるかわからないのが人生というもの。
そして人生というのは、日々の生活の積み重ね。
そう考えると、強制的な完全ワンオペ育児を乗り切った妻は、
ちょっと自信もついたようなので、任せるところは任せようとは思いつつ
ワンオペ育児は、我が家においてレアな出来事として、引き続き
生活を積み重ねていきたい。
まぁあと、子ども含めて、誰とも会わない期間ってやっぱ寂しい・・
というのが本音かもしれない。
とにもかくにも、人のありがたみを真の髄から感じる数日間だったので、
恩返しはできたらと思います。
副作用というほどではないが、ちょっとまだ身体がアイドリング状態な感じなので、
無理をしないよう養生しつつも、また日々の生活を頑張っていこうと思っとります。