元・育休パパが子育て支援とか考えつつ日々を記すblog

児童福祉施設の相談員として子育て支援・家庭支援に携わるようになったものの、第一子誕生を機に、自分自身の子育て・家庭が疎かになることへの危機感を抱き、子育てしつつ足元を見つめ直す必要を感じ、一年間+αの育児休業を取得 ⇒ 周囲の多大なる協力もあり、無事に育児休業を終えて職場復帰 ⇒ 3年後の第二子誕生時にも2か月の育休 ⇒ 時短勤務継続中。そんな人が第一子育児休業開始時から書き始めて、その後も不定期だったりまとめて書いたりしながらボチボチ続けているブログです。

自分にかけられた「呪い」とともに生きる

 

子育てにおいて、自分が育ってきた環境って、

ある種の「呪い」のように作用するな、って思ったりすることがある。

 

 

 

私は、職場で第一号の男性育休取得者であり、当時は、

男性が長期間の育児休業をとるということは、社会的にもかなり珍しかった。

 

それから数年たち、今では1年とは言わずとも

近場でも1~2か月の男性育休者をとる人のこともよく聞くようになったが。

 

childcare-support.hatenablog.jp

 

 

・・・あの時、自分を突き動かしたものはいろいろある。

調べたら制度的にも可能であると気づけたこととか、

そういった社会の流れとか、当時の自分の仕事の中で感じた疑問とか。

 

 

でも、一番大きな理由は、上記記事にも書いたように、

ワンオペで4人育てた自分の母親を身近で見てきた経過から、

子育てに苦労している母親を見たくない、という強い思い。

 

さらに言えば、子どもだった当時に感じた、

自分のせいで辛い思いをしている人を見たくないというか、

出来ることなら笑ってほしいが自分にはどうしようもない、

という無力感みたいなものが、自分の中に巣食っていた。

 

 

それらの気持ちや思いは、

親元を離れて何十年もたっても、いまだに自分の中に

呪いのように巣食っている、と感じることがある。

 

似たようなことは過去にも書いたことがある。

2018.11.14 改めて、自分の育児休業の取得理由について考える 

2018.11.28 昔と今を混在させないこと、解決しようがないこと

 

 

 

・・・ただ改めて思うこととして、

呪いにかけられたからと言って、悪いことばかりではない。

 

自分の今仕事は、子育て支援・家庭支援ということで、

その「呪い」があったからこそ熱意をもって取り組めるものだったりする。

 

育児休業を勢いでとったが、結果として

妻からは感謝されるし、子どもは可愛いし。

子どもはとっっても可愛いし!(大事なことなので2回言います 笑)。

 

 

ただ呪いに支配されてしまうとき、

自分が無理をしすぎて心身のバランスを崩してしまうところは

これまでにも何度もあったので、そこだけ自覚して調整したらいい。

 

 

 

・・・なんだか、もののけ姫のアシタカみたいやな。

 

タタリ神の呪いで人外の力を手に入れたアシタカと、

サンとの物語が展開される、みたいな。

もののけ姫 © 1997 Studio Ghibli・ND

 

モロ「おまえにサンを救えるか!」

アシタカ「分からぬ。だがともに生きることはできる」

 

 

・・・私は、これからも「呪い」とともに生きるのかもしれない。

 

 

 

まぁ、間違いないこととして、

こんな妄想に至るのは、私が、厨二病の「呪い」から

抜けきっていないからに他ならない。