引っかかる・・・②
妻が産休を取っている際に、仕事がないなら息子氏を早くお迎えにきてほしい、
という保育園の要望と、そのことをめぐるやり取りに、
ひどく引っかかったことがあった。
結果的に、妻は所定時間の18時より早い時間だけど、保育園の言うまま、
17時に迎えに行くようにしていた。
私は、何度も自分の主張は伝えていたし、
(妻には無理なく安静にしてほしいし、自分が18時に迎えに行けるときは
自分が迎えに行く、それも早くいけるなら通常通り早くいく、というもの)
保育園の主張に納得いかないことも伝えていたし、
保育園側もそれ以上は言ってこなかった。
・・・と思っていた。
(※以下、我ながら感情的になっているのをおさめるために書いている節も
あるので、読みづらかったらすみません)
今週、娘氏が生まれた。めでたい。
それに伴い、妻は入院していたので、息子氏からしたら(説明はしたが)、
何やらよくわからないまま母親に会えない日が続いていた。
しかもコロナ渦により、娘氏が生まれてもすぐに面会ができるわけではないので、
息子氏と、男二人、ささやかながらお祝いをしようと当日準備していた。
結果的に、18時ちょうどくらいに息子氏を保育園に迎えに行くことになった。
そこで、保育園の先生が
「仕事がお休みの日は17時までに迎えに来てもらいたいんです」と言ってきた。
「みなさんにお願いしているんです」とも。
・・緊急連絡先を父である自分にしていたことから、私が休みだと認識したのだろう。
あぁ、確かに休みを取っていたさ。
妻と娘氏に何かあったらすぐ動けるようにとか、
せっかくだから妻や娘氏をしっかり迎えられるように家を片付けておいたりとか、
ゆっくり息子氏とお祝いできるように、帰ってから寝かしつけまでが
スムーズになるよう準備して置いたり、とかしながらね。
それらが早く終われば少し早めに迎えに行こうとか思ったりしたさ。
結果的にギリギリになってしまったけれども。
ただ・・・
こちらが納得していないことを、今日、このめでたい日に言うか??
と、強く不満を持ってしまった。
役所にも、休みの日でも時間いっぱい預けることに問題はないことは
念のため確認しておいたさ(自治体によって若干の制度の違いはありうるので)
要は、保育園が早く迎えに来てもらうための方便でしかない、と思ってしまう。
また違う次元の話として、子ども福祉には日本はあまり予算を付けておらず、
少ない人員の中、保育所も大変なのだと思う。
おそらく17時以降は、保育の人数も少なくなるし、人も少なく配置しているのだろう。
その分、早く迎えにきてほしいのは、よくわかる。
子ども一人プラスで世話をすることは、単に+1ではないことはわかっているつもり。
私としても、もっとお金と人員に余裕が持てるよう、
子ども福祉が充実することを願ってやまない一人である。
ただそれは、自治体や園がどうするかという、いわば制度や運営側のテーマであり、
そのテーマを、保護者に当たり前のように「お願い」することはよくない。
保護者にテーマを押しつけて、園としては当然少し楽になって。
・・でもそれは、本質的な解決では、決してない。
それに、「皆さんにお願いしているんです」というのも、引っかかる。
以前から、基本的に、妻の職場を緊急連絡先にしていたが
(連絡帳に、今日の緊急連絡はだれにするかチェックする欄がある)、
妻の携帯が緊急連絡先になっていると、休みかどうかを必ず聞かれる。
そして休みだったら、早く迎えに来てください、と言われる。
そうお願いしたいから、休みかどうか聞いているのだと思ってしまう。
ただ、仕事が休みでも、保育園は時間いっぱい預けてよい。
保育園に預けるのに、本来的に、保護者の仕事が休みかどうかは関係ない。
それを超えて、「みんなにお願いしている」というのは、同調圧力を感じるし、
お願いされた側としては、お願いを受け入れるか断わるか、
の二択が迫られていることになる。
お願いを断るなら、相手に理由を伝えることになるが、
「ゆっくりしたいので」というのは、言いにくい。
(個人的には、仕事にも子育てにも縛られない時間だって
親に必要だと思うので言っていいとは思うし、立派な理由だと思うが)
その言いにくさに代わる、明確な理由を言えない限り、
お願いを受け入れるしかなくなるのよ。
・・・・保護者が「休む」ことを許容する雰囲気がないように感じてしまう。
その雰囲気は、保護者を追い詰めることになる。
保護者を追い詰めて、余裕をなくすことは、ひいては子どもの不利益につながる。
そういう文化だとしたら、アップデートは必要だと思う。
・・・ちょっと書いていて改めて整理されたので、
保育園には改めて時間をとって、話をしに行こう。
送迎の短い時間で、いろんな事情は伝わりにくいというのもあるし、
あくまで、自分の思いや事情を伝えるだけ。
話し合えばわかる。
そう信じたい。