元・育休パパが子育て支援とか考えつつ日々を記すblog

児童福祉施設の相談員として子育て支援・家庭支援に携わるようになったものの、第一子誕生を機に、自分自身の子育て・家庭が疎かになることへの危機感を抱き、子育てしつつ足元を見つめ直す必要を感じ、一年間+αの育児休業を取得 ⇒ 周囲の多大なる協力もあり、無事に育児休業を終えて職場復帰 ⇒ 3年後の第二子誕生時にも2か月の育休 ⇒ 時短勤務継続中。そんな人が第一子育児休業開始時から書き始めて、その後も不定期だったりまとめて書いたりしながらボチボチ続けているブログです。

努力が報われますように

前回「口は出すけど何もしてくれない人」として、休校措置に伴う保育所や学童へのしわ寄せについて、補助金が必要だろうと書いた。

(実際には補助金もあったらしいことも加筆した)

 

一方で、どこの企業・業者も被害を被っているが、

もともと人材不足が懸念されていた業界は特に危機的だと思う。

 

例えば医療業界。

日本は、海外と比べて病院の数は多くとも病院当たりの医者が少なかったりして、意外に層は薄い。それでも高い医療水準を維持できているのは、医療従事者個々人の誇りと頑張りによっていたからに他ならない。

その中で今回のコロナ騒動があり、医療従事者は、普段以上の業務と、感染してはいけないという危機感の中で、相当のストレスの中にあるのは想像に難くない。

 

そして小売業・飲食業も、テイクアウトや宅配に舵を切らざるを得ない。

配達業は普段の何倍の業務なんだろう。

 

 

イレギュラーな事ばかり、しかもそれが自分のコントロールの範疇を超えているというのは、どうしたってストレスやら疲れやらはたまる。

 

そして特に、子ども家庭福祉業界では、日本の子育てに対する資源の少なさが浮き彫りになっていると思う。

 

自分の職場である児童福祉施設でも、

・感染予防のためのマスク、消毒液の不足。
・トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ペーパータオルの確保困難。

・子どもたちが行っている間に行う予定だった業務ができない(てか子ども見ながら別の仕事をするって基本無理)。休めない。

・一般家庭と同じく、子どもも職員も気晴らしとして楽しみにしているイベントごとが軒並みできない。

などなどがある。

 

 

・・・国が組織に補助金を出すにしても、「従業員用の臨時報酬用」という補助金も必要ではないだろうか。

 

先が見えない状況において、即物的なものでも、自分を満たしてくれるものがあれば、それだけで人間は救われる。

 

 

ただでさえ個人の努力に頼ってきた今の日本に、「努力が何らかの形で報われる」という体験はこういうときにこそ大事だと思えて仕方がない。

 

 

保育所とか学童とか「子どもを責任もって見る」系の仕事が、

社会的なインフラであることはもはや疑いようのない事実である。

 

あとは現実をどうするか。