元・育休パパが子育て支援とか考えつつ日々を記すblog

児童福祉施設の相談員として子育て支援・家庭支援に携わるようになったものの、第一子誕生を機に、自分自身の子育て・家庭が疎かになることへの危機感を抱き、子育てしつつ足元を見つめ直す必要を感じ、一年間+αの育児休業を取得 ⇒ 周囲の多大なる協力もあり、無事に育児休業を終えて職場復帰 ⇒ 3年後の第二子誕生時にも2か月の育休 ⇒ 時短勤務継続中。そんな人が第一子育児休業開始時から書き始めて、その後も不定期だったりまとめて書いたりしながらボチボチ続けているブログです。

子育て不安、をアップデート

SNSから、こんな動画(番組?)を見つけた。

www.buzzfeed.com

 

動画の中にも出てきた台詞だけど、今って子育てに対する価値観の転換期だと思う。

 

昔は、父母はそれぞれで仕事と家庭、というように役割分化するのが当たり前みたいな価値観が優勢だったりしたと思うけど。

そんな価値観は、現実をみれば今や完全に時代遅れなのは明らか。

 

女性の高学歴化が邁進されてきたり、男性のワンオペ仕事では収入が不十分になりやすかったり、働き手自体が少なくなって女性にも働いてもらう必要がでてきたり。

 

・・・色々な理由で、共働き家庭が増えてきたり、家族も多様化してきたりで、女性だけに家事育児を任せることが実質的に困難になり、男性が育児する必要性が高まってきたり。

 

育児休業関係の制度も(人知れず)整ってきたり。

 

子育てについても、「○○が当然」みたいなことが金科玉条みたいになってしまっていたのが、科学研究が発達してその常識が覆されたり。

情報化社会でその新常識の情報が知れ渡るのが昔よりスムーズになったり。

 

 

・・・昔の当たり前が、今は当たり前でない、ということは確実に増えてきている。

 

 

それなのに、子育てについては、それが役割やら責任だというコトバで、

なかなかアップデートがされにくい。

 

 

 

・・・人間というものは、自分に都合の悪い「当たり前」には蓋をしがち。

自分だってそうだ。

 

 

何か失言すると断罪させられるような過度な同調圧力の中で、 

表立って不安を言いにくい世の中になっているんじゃないか、とも思う。

 

 

  

 

 

本来、「命を預かる自信のある人」なんていないと思う。

 

 

ただでさえ、慣れないことで不安だらけなのに。

 

 

けど、そんな中では、責任感の強い人ほど金科玉条に準じようと、無理しちゃう。

 

 

 

子育ては、楽しいけど大変、大変だけど楽しい。

 

ふとした仕草で笑えることもあるし、不安いっぱいで笑えないこともある。

 

 

 

・・・その「当たり前」の気持ちは、まずは自分が寛容にうけとめて、

身近な人に寛容にうけとめてもらって。

 

さらに皆で共有して、最終的には、社会全体が寛容になれば良いなと思う。

 

 

1人に「抱えさせる」子育てではなく、1人で「抱えないですむ」子育て。

社会全体で「抱える」子育て。

 

 

子育てに関する価値観が、もっとゆるーくて楽しそうな価値観にアップデートされていったらいいなぁ、と思う。