ただ、ある日の深夜の出来事を、綴ってみました。
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0時
授乳を終え、息子氏が抱っこひもの中ですやすやと天使のように寝ていらっしゃいました。
夫婦それぞれ、寝る準備は完了し、少し遅い時間になっちゃったけど、夫婦ともに寝室へ。
・・・抱っこひもを外し、そっと息子を布団に置く。
(カチッ ←背中センサーが発動する音)
息子氏の目が開く。
目がらんらんとしていらっしゃります。
だめもとで、とんとんしてみます。
・・より目がらんらんとしたとです!(ヒ〇シ風)
その後、うにゃうにゃと、クーイングのような泣き声のような音を発したかと思えば、数分後、大泣きし始めました。
1時
あの手この手であやしてみても、無理でした。
妻より、疲れてるから母乳があまり出てなくて足りなかったのかも・・・とのこと。
ミルクを60ccほど足してみることにして、 妻を先に寝かして、ミルク作り。
準備できたので飲ませてみる。
ハムッと哺乳瓶を勢いよく加え、ゴキュゴキュと飲み始める。
そうかそうか、お腹が少し減っていたんだね。よしよし。
40ccほど飲んで、舌で哺乳瓶を押し出す。
もういらないんだね。よしよし。それでは寝ようか。
・・・再び泣き始める。
ミルク飲まない。おむつも変えた。
姿勢を変えながら、縦抱っこやら横抱っこやら、スイングやら、手を変え品を変えあやしてみる。これまで実績があるYouTube一軍たちをいろいろ流してみる。
・・・全く泣き止まない。
2時
約2時間。いろいろ手を尽くした。
てか眠い。疲れた。
無力感と疲労と眠気がいりまじり、段々イライラしてくる。
・・あ、これあかんやつや。
ミルクをあげたあと1時間以上、抱っこひもでかかえてあやし続けた結果、ふと自己コントロールが効かなくなりそうな危機感を覚える。
とりあえず、泣き止まない我が子を胸に携えながら、あえて放置する。
そのまま10分ほど、自分のスイッチをOFF。
よし、眠気はあるけど仕方ない、切り替えて自分のことをしようと、目覚ましのつもりでパソコンでも開けるかな、と自室へ移動。
すると、2時間ほど泣き止まなかったのに、ふと泣き止む。
お!温度変化があったからかな?
いつだって答えはすぐ近くにある。
答えは(エアコンの)風の中なのかも。
3時
息子、久しぶりに、寝た。
・・勝った!
誰にって? 自分に、です。マジで。
とはいえ、寝たばかりだと背中センサー発動しやすいので、少しでも深く眠るまで、もうしばらく待つことに。
30分経過。かなり深く寝ている。
さっきまでは、少し動いたらモロー反射だったり「ふぇ・・」と反応しかけていたが、今や、少しくらい動いても大丈夫なくらい、寝ている。
・・今、しかない。
温度変化がないよう、息子の布団に乗って、自分の体温を布団に移す。
その後、姿勢変化を感じ取られないよう、5分ほどかけて、あちこちの筋肉をフル活用して、これまでにないほど、ゆーっくり、ゆーっくりと、布団に置いていく、
・・成功した。よし、やっと眠れる・・・。
自分の布団に、これまたそーっとそーっと、入る。
よし、布団にくるまった。もう本当に、本当にやっと、眠れる。
その数秒後、息子、泣く。
合掌。
・・・時には、諦めも大事。
あやしマシーンとして覚醒し、機械的にあやし続けた後、
授乳のために起きた妻にバトンタッチして、寝た。
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そんな、ある早朝の出来事。