こんな格言を思いついたので覚書。
8月は、娘氏の入園からの保育園の洗礼に振り回される日々だった。
そんな中で、家では妻が娘氏との関わりが増える分、
息子氏との関わりは私の割合が必然的に増えてきていた。
そんな中で、息子氏が「僕はパパったんより大きくなるで!」
といったことをちょいちょい言ってくれていることに気づく。
四十路となっても不惑どころじゃない私ではあるが、息子氏からすると
大きい存在なんだな~としみじみしたり、素直に嬉しい思いはある。
あと、もっと大きくなりたい!というのって、なんというか、
とっても子どもらしい感じがして、何とも愛おしくなる。
・・・そこから、自分はちょっと休みたかったり、ゆっくりしたくなったり、
なんなら自分が家事に勤しんでいる中で、息子氏が玩具で遊んでいるのをみると、
ちょっと羨ましかったりするな、とふと思う。
こういうのっていつから切り替わるんだろう、とふと考えを展開してみる。
思春期くらい・・はまだ、大人ばっかりずるい!って思ったりして、
早く大人になりたかったりする。
でももう少し進んで、大学生になってきて、社会人が目前となってくると、
もっと子どもでいたいな~今のうちにもっと遊びたいな~って思ったりもする。
少なくとも私はそうでした。
・・・青年期という発達段階は、近代以降の概念だとされている。
さらに言えば、中世以前、「子ども」は、
大人の言うことを聞くことができるようになったら
働き手として、いわば「小さな大人」として扱われていた。
日本でわかりやすい例は、丁稚奉公とかかな。
それが、仕事の多様化・高度化・複雑化の流れができてきて、
働くまでの訓練期間が必要だということで、
子どもに教育を受けさせる学校制度が広まり、
高等教育も、先進国ほど一般的になっていく。
そんな中で、青年期は、子どもと大人の間の期間として誕生した。
そういう意味で、青年期というのは、
「子ども」と「大人」が重なる時期ともいえる。
子どもの世界が徐々に喪失していくと、子どもが羨ましくなるし、
大人の世界に入っていく前は、大人が羨ましい。
・・・なので、現代社会においては、
「大人になりたいうちはまだ子ども、子どもでいたくなったらもう大人」
なのかもしれない。
あーもっと遊びたい(笑)。