息子氏は、耳からの情報入力がそれなりに得意らしい。
耳寄りの情報ではない、「耳からの」情報である。
視覚からの情報のほうが入りやすいのかもと言われたり思ったりしていたが、
耳からの情報で、大人以上の記憶力を、息子氏は持っているようだ。
つい先月、四十（しじゅう）を言えるようになったと思ったら、
もう五十（ごじゅう）まで数えられるようになっていた。
あと、実家の母親が何を思ったか、英語の歌が入っているCDを送ってきて、
子ども用のかわいいやつなのでとりあえず何回か流していたら、
いつの間にか、息子氏はその英語の歌を楽しそうに歌っていた。
考えてみれば、百以上言えるようになっている国旗も、
文字を読んでいるだけではあそこまで言えへんよな。
息子氏は、一対一関係にある文字情報、
つまりはこれはこう読む、これはこう発声する、
みたいなことが決まっているものだと、何度か聞けば覚えているっぽい。
パターンが理解できると、一気に学習が進むタイプかな。
・・・そんな息子氏の観察は、面白いとともに、
意味はそこまでわかっていなくても、楽しそうに何かしら
そらんじている息子氏は、やはり可愛い（⇐親バカ）
