元・育休パパが子育て支援とか考えつつ日々を記すblog

児童福祉施設の相談員として子育て支援・家庭支援に携わるようになったものの、第一子誕生を機に、自分自身の子育て・家庭が疎かになることへの危機感を抱き、子育てしつつ足元を見つめ直す必要を感じ、一年間+αの育児休業をとることにし、周囲の多大なる協力もあり、無事に育児休業を終えて職場復帰をした。そんな人が育児休業開始時から書き始めて、終了後も不定期に書き続けているブログです。

子育てを代われる人

 

※世の中には様々な事情で、結婚をしていない人・子どもがいない人がいることは

 重々承知しており、もしかしたら今回の記事はそれらの方々に不快な思いを

 させるかもしれません。今回の記事については、そのことをふまえた上で、

 読み進めたい人だけ読み進めてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・「代わりがいない」という辛さがある。

 

 

「その人にしかできない」という役割や業務というのは、

責任感の源泉にもなりうることではある。

 

ただ、あまりにもしんどく、大変なときでも、

「代わりがいない」がゆえに、無理をしてしまい(せざるをえず)、

結果的に心身の健康を損なうこともまた、ありえることではある。

 

 

 

・・・私は正直、どんな仕事でも「代わりはいる」と思っている。

 

その人ならではの工夫やらで素晴らしいパフォーマンスをあげることは

確かにその人にしかできないかもしれない。

 

ただ究極的にいえば、「仕事」である以上、

その人がいなかったらいなかったで何とか回っていく。

 

組織として必要な仕事であれば誰かが引き継ぐし、

そんなに必要ない仕事であればなくなっていくことになる。

 

そうやって社会はまた続いていく。

 

 

 

 

・・・ただ、家庭内で行われる子育てについては、そうとは限らない、と思う。

 

私自身、日々、責任をもって子育てはしているけれど、

風邪をひいたり体調が悪かったりしても子育てを休めないことはままある。

 

誰かに頼って代われる方法があればまだいいけど、

そうでない時だって少なくない。

 

何せ、代わりとなる人材の手駒が圧倒的に少ない。

 

 

でも子どもって、見る人がいなくなれば、最悪死ぬしね。

 

 

・・・自分の職場は児童福祉施設ということで、子どもを育てる職場ではあるけど、

代わりがいない辛さでいえば、職場よりも家庭のほうがはるかに上。

 

 

もちろん、息子氏はとてつもなく可愛いのだが、

休みたいときに休めなかったり、自由に物事を進められないなどの制限は、

どうしても必然的に付きまとう。

 

 

そしてフルタイムで働きながら、家庭を守り子育てをする大変さって、

実際に結婚して子どもができてその生活を体験しないと、

なかなか実感としてわからないのかもしれない、と思ってしまう。

 

 

私よりもはるかに児童福祉業界のベテランの人に子どもが生まれたとき、

「自分もずっとこの業界にいたけど、いざ自分に子どもが生まれたら、

まさかこんなに大変やとは思わんかった・・」みたいな話を聞いたことがある。

 

 

昔、うつ病患者をずっと診ていたお医者さんが、実際に自分がうつ病になったとき

こんなにうつ病がしんどいとは思わなかった、みたいな実話を聞いたことがあるが、

それに近い感覚かもしれない。

 

専門家だからといって、本当に専門とする対象を理解していないことだって

十分にあり得ること。

 

私自身、それまで自分が「子育て支援」や「家庭支援」と呼ばれる仕事をしながら

語っていた大変さと、今自分が感じている大変さは、圧倒的に質が違う。

 

 

 

本当の大変さは、当事者でないとわからない。

 

 

対人援助を行う上での、基本のキであるこの考えが、

強く身に染みる今日この頃。

 

 

ただそれでも私は、子育てしてる人には笑っていてほしいし、

子育てに余白がもたらされるよう、自分に出来ることは

していきたいと、改めて強く思ったりもしている。