妻が元職場の同僚(♀)宅へお出かけに行った。
聞くところによると、その同僚も昨年出産したとのことで、
早生まれの息子氏と学年は違うものの、
近い立場で話ができる貴重な知り合いらしい。
私よりはるかに色々な「会話」を求めていた妻としては、
とても良い話し相手になったようだ。
・・・私が専門としていた発達心理学の知見では、
「友人」の始まりは、基本的にはクラスや部活やら趣味やら、
何かしらの共通要素があるところからである場合が多いとされる。
そして、出会ってすぐ不思議と打ち解けるみたいな場合もなくはないけど、
「友情」は基本的に、一緒に過ごした時間の量・質がものをいう。
これまで、妻の身近に似たような境遇の知り合いがいなかったり、
いても気心知れるまで時間がかかりがちな妻にとっては、
なかなか色々と話すまでは至らなかったようだ。
一般的に大人になると、地元が一緒だとか、趣味が一緒だとかは
色々知ってからようやくわかることが多いし、
学生の頃のような友人って出来にくくなる。
ただ、このご時世いろんなケースがあるとはいえ、
「子どもを育てる」という経験を共有することは、
ただの「同僚」が「友人」になるという大きなきっかけになりえるのかもしれない。
そんなことを、ふと考えた。