息子氏が発する音声として、最近多いもの二つ。
①「ブー!」
②「キー!」
ただおそらく、それぞれを発する機能というか、息子氏にとっての意味は違う。
①「ブー!」
上唇と下唇の間に舌を挟み、それらを振るわせて発する音。
たぶんこれは「感覚遊び」と言われるような、感覚刺激を得るための行動。
唇が振るえる感じとか、それによって音が聞こえる感じとか、それが面白いんだと思う。
ふとしたときに始めて、いつまでもやっている。
唇の間からよだれがだらだら出ようが気にしない。
②「キー!」
息子氏ができるであろう精いっぱい大きな金切り声。
たぶんこれは親を呼んだり振り返らせたりする、注意の獲得のための行動。
目の前にいた親が離れたところに移動したりするときによく発せられるが、
とにかくうるさいので、つい振り返ってしまう。
応用行動分析学という分野で言われる「行動の機能」は4つあって、
1 事物を獲得できる
2 回避・逃避できる
3 感覚刺激を得られる
4 注意を獲得できる
のどれか、もしくはその複合であるといわれている。
複雑な問題行動であればあるほど、複合的な機能があるとされるが、
息子氏の行動の機能はおそらくまだ単純なほうなので、多分そう。
先日書いたように、循環反応を繰り返すことによって、行動と結果の対応を学習中の息子氏は、こうやって行動したらどうなるか理解して実践しようとしているのだろうなぁなんてしみじみしてみたり、最近、息子氏の発達や行動をこれまで学んだ理論や知識と重ね合わせて楽しんでいる自分がいる。