以前にも書いたように、私の育児休業給付金に関する知識として、
- 育児休業開始時より6ヶ月(180日)は、育児休業給付金が、それまでの給与の67%、6ヶ月以降は50%が支給される。
- 育児休業中は、社会保険料が無料になる(ただし事業主側で手続きが必要)。
- つまり、支給される給付金の額は、もともとの手取りからの減額の程度でいうと、実は6ヶ月までは8割弱くらいの減額ですむ。
というものがあった。
私の育休前の想定としては、それまでの給与の67%(~50%)の給付金+週に1回働くことで得た収入で、80%ほどの収入を、夫婦ともに得られたら、まぁ何とか生活していけるだろう、というものであった。
ただ実は4~5月分の初回の給付金の振込が想定よりも遅く、8月になった。
これは何しろ、男性の育児休業取得+週1回働きながらの育児休業が、職場では初めてだったので、事務の方には新たに制度を確認してもらったり手続き面でご面倒をおかけしたりもしたことによる。
この点について、職場には感謝しかない。
給付金は給料みたいに毎月ではなく、2ヶ月に一度、しかも職場を通して申請をしないともらえない。
なので、私みたいな場合も想定して、数か月振込が遅れても何とかなる貯金は、育児休業を取る前に準備しておく必要はある。
私の場合、もともとの貯金と、想定外の部分は、前年度給与に基づく計算のためボーナスが満額(しかも社会保険料免除なので手取りとしてはいつもより多く)もらえたので、なんとか凌いでこられた。
そんなこんなで、なんとか無事にいただけた育児休業給付金。本当に感謝。
その具体的な金額も、もらって初めてわかる。
書面から振込金額を見てまず思ったこと・・・
「あれ、思ったよりもらえてる?」
・・・私は、週1回働いていることもあり、給付金+給与の手取り額は、前年度の所得の8割の金額になっている。
ただよく見ると、その「前年度の所得」というのは、社会保険料等の控除「前」の所得額。いわゆる「額面」での所得。
社会保険料の金額は、ざくっと計算して、所得の約2割。
つまり、額面から2割を引いた、約8割ほどの金額が、実際の「手取り収入」になる。
そして上に書いたように、私の給付金+給与の手取り額は、前年度の所得の8割の金額になっている。
・・・実際、電卓を使って具体的に計算してみた。
その結果、私は、前年度と比べて、遜色ないくらいの額を手取りで得ている。
以前に書いた記事では、なんで前年度の80%までしかもらえへんねん!みたいなことも書いたが、訂正します。
むしろ、(意外と)手厚い社会保障を整備してくれている日本に、感謝いたします。
・・・この事実、もっと知られてもいいかも。
育休取得者が増えると経営側は一時的に困るやろうけど、前回書いたように、
育児休業に関しては「みんなで取って、制度を育てて、取りやすくしていこう」
と思う。
何よりそれ以上に、子育てに前向きになれるということで、
社会全体としてのメリットは大きいと思う。
ついでに、最近見つけた記事も貼っておく。
(まぁこの記事にある"250万円"のうち、約8割は子ども手当なんですが。それにしても、思ったより大きい金額ですよね)