この日曜に、息子氏をひいばあちゃんにファーストコンタクトしてきた。
息子氏からしたらひいばあちゃん。
私からしたら、単に、おばあちゃん。
私の父方祖母も母方祖母も、90を超えているがなんとか存命。
(祖父はどちらも数十年前に亡くなっている)
・・「なんとか」というのには理由がある。
母方祖母は数年前に余命半年の宣告を受け、入退院を繰り返している状態だった。
なんとか余命宣告はスルーできたものの、数日前にも状態が悪化して再入院となったばかり。
認知症も進行してきているようで、ここ最近は人の顔もだいぶ忘れてきているようだった。
父方祖母の方は、認知症がかなり進行して、10年以上、グループホームに入っている。
もちろん私の顔も、入居のときくらいには忘れていた。
でも、私からしたら、幼少期、帰省したときに可愛がってもらった記憶がちゃんと残っている、大切な二人のお祖母ちゃん。
息子氏が生まれて、お祖母ちゃんたちには是非、会ってもらいたいと思っていた。
・・でも、お祖母ちゃんたちに会うためには、高速で二時間以上かけて出かける、ちょいとした小旅行が必要。
息子氏の成長と、私たち夫婦側の諸々の準備が(心の準備も)必要。
正直なところ、残り時間がどれだけあるのかわからない、もしかしたら間に合わないかもしれない。
・・そんな縁起でもない思いが、息子氏の子育てをしながら、どこかで引っかかったように、ずっとあった。
そしてようやく!この日曜にファーストコンタクトが実現した。
赤ちゃんパワーって、本当にすごい。
息子氏を見るやいなや、お祖母ちゃんは自然と笑顔になった。
赤ちゃん=可愛い → 笑顔、っていうのは本能的にあるんやろなって思う。
・・・その昔は、自分に向けられていた笑顔。
自分のことは忘れられていても、その笑顔がまた見れて、本当に良かった。
お祖母ちゃん孝行もできて、良かった。
それもこれも、息子氏がこの世に生まれてきてくれたおかげ。
感謝、感謝。