今月になって、外出先を増やしていっている我が家。
ずっと行きたかった、恩師の家に訪問をした。
・・・恩師は、妻の妊娠が発覚する少し前、この世を去った。
学生のときからずっと、おじいちゃんだった先生。
私が大学院を出た後も、結婚が決まった時や、就職の時など、人生の節目で報告に行っていて、いつも優しくお祝いの言葉をかけていただいていた。
子どもができたら、また報告に行こうと思っていた。
入院・退院などの噂もあったが、しばらく行く機会もないまま、訃報は突然やってきた。
私も、妻の妊娠が発覚してから、あれよあれよと日々が過ぎていっていた。
・・・それが今日やっと、報告ができた。
勝手な思い込みだが、しばらく子どもができなかった我が家に、あの世から力を貸してくれたのかも、とすら思っていたので、仏前で、御礼を述べた。
ありがとうございます、先生。
遅くなってすみません、先生。
・・・伝わったのかどうかはわからないが、遺影はあの時と変わらず、優しいお顔だった。
お陰様です、先生。