元・育休パパが子育て支援とか考えつつ日々を記すblog

児童福祉施設の相談員として子育て支援・家庭支援に携わるようになったものの、第一子誕生を機に、自分自身の子育て・家庭が疎かになることへの危機感を抱き、子育てしつつ足元を見つめ直す必要を感じ、一年間+αの育児休業を取得 ⇒ 周囲の多大なる協力もあり、無事に育児休業を終えて職場復帰 ⇒ 3年後の第二子誕生時にも2か月の育休 ⇒ 時短勤務継続中。そんな人が第一子育児休業開始時から書き始めて、その後も不定期だったりまとめて書いたりしながらボチボチ続けているブログです。

イライラするさ。だって人間だもの。

母親が2歳の子どもをベランダから落として殺害したというニュースがありましたね・・。

 

本当に痛ましい事件。

 

 

何より子どもが、というのはもちろんなのだが・・・

子育てをしている親御さんで、この母親の気持ちが「わからんではない」くらいの人は、結構多いのではないだろうか。

 

 

少なくとも我が家では、正直、わからんではない、という結論に落ち着いた。

 

 

我が子をベランダから落とすなんて、絶対したくないし、絶対しない、と思っている。

 

 

それでも、思い通りにいかない子育て。

自分の時間やリズムなんてお構いなしの子育て。

 

 

 

子育てとはそういうものだ、思い通りになんていくわけない、と言われたらそうだと思う。

 

さらに、我が家よりはるかに大変な状況で子育てしている家庭も、星の数ほどいると思う。

 

 

 

 

それでもやっぱり、「イーッ!!」となることは、ある。

 

仮に、その感情の吐き出しどころがなく、自分で落としどころも持てず、一緒に悩んでくれる人もおらず、手助けをしてくれる人もおらず・・・などが重なったら。

 

その「イーッ!!」という感情の延長線上に、冒頭のニュースのような行為は、確実にある、と思う。

 

 

 

多くの人は、そういった衝動的な行為に至らないための障壁というか、ブレーキになるものがあるだけじゃないかな。

 

ある程度子育てにコミットしているなら、子どもにイライラする気持ちを持つこともあるのは、至極自然な話だと思う。

  

だって、人間だもの。

 

聖人君子になんてなれないさ。

 

 

  

 

 

ちなみに、怒りの感情は「自分を守る感情」でもある、とされている。

 

つまりは、「自分の領域が侵されている」「自分が不当に扱われている」「自分が利用されている」といった考えが、その背景にあることが多い。

 

 

 

まぁ子育てしてたら、そんなことのオンパレードよね。

 

子どもって大人の領域なんて気にせず侵してくるし、大人の都合なんてお構いなしだし、大人を利用しないと生きていけないし。

 

子ども側に悪意がない(ことが多い)のがややこしいだけで。

 

 

・・・自分が怒り感情に支配されるとしたら、何に脅かされているのか、何を守っているのか。

 

 

子育て支援の専門家としては、そこに着目したいところではあるし、自分自身、そこへの気づきを大切にしたいとは思う。

 

 

 

 

ところで妻は、イライラしているときに、まずはお母さんが落ち着いて~とか、お母さんが笑顔でいなきゃ~みたいな物言いは、余計にイライラを増幅させる、と主張。

 

 

・・はい、反省。

 

 

子育てについては、口を出すより、まず手を出そう、ですね。